2023年1月
J-PARC MRにおけるイントラバンチ・フィードバックのシステム更新のための評価
Proceedings of 19th Annual Meeting of Particle Accelerator Society of Japan (インターネット)
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- 936
- 終了ページ
- 941
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
大強度陽子シンクロトロンJ-PARC Main Ring (MR)は現在の510kW ($2.63\times 10^{14}$ ppp, MRサイクル2.48秒)から1.3MW ($3.14\times 10^{14}$ ppp, 1.16秒)へと大強度化する予定である。大強度のビームは、それが引き起こすウェイク場や電子雲などによりビームの振動が不安定になるために、ビーム損失が発生する。これを抑制するためにビーム位置モニター(BPM), FPGA, ストリップラインキッカーを用いたintra-bunch feedback system (IBFB)がMRに設置されている。ビーム強度が増強されると横方向不安定性がさらに増大してビームを実験施設に安定供給する制限要因となることが予想される。現在、対策として今後1,2年でIBFBを新システムに更新して200MHzの高周波の振動にも対応させることが計画されている。今回、この事前調査として(100MHzまでの振動に対応した)現行システムのIBFBの性能限界を6月に行われたビーム試験でのデータをもとに評価した。