講演・口頭発表等

照射後試験施設等の安全評価と運転管理,2; 安全評価と運転管理の実績

日本原子力学会2009年春の年会
  • 藤島 雅継
  • ,
  • 水越 保貴
  • ,
  • 坂本 直樹
  • ,
  • 雨谷 富男
  • ,
  • 大森 雄

開催年月日
2009年3月
記述言語
日本語
会議種別
開催地
東京
国・地域
日本

平成15年度の試行運用を含め、これまでに計6回の照射後試験施設等の安全評価を実施し、合計で約420設備の安全性を毎年度確認してきた。設備ごとに設定した性能劣化監視指標(PI)と安全性ランクは、直接的に運転管理に反映され、高経年化の視点から力点を置くべき設備とその性能劣化の監視項目を明確にし、予防保全の的確性と適時性が向上する。また、この評価のプロセスを通じて、各設備固有の技術・技能の伝承にも役立てられている。ここでは、計装用空気圧縮機のモーターベアリングの磨耗を事例として報告する。ベアリングの磨耗進行は、一般にモーター負荷電流の増加に現れ難く、回転音の変化として現れるため、騒音環境の中では、熟練者による聴音によって感知が可能であった。そこで、この「熟練者の聴音」についてPIを設定することにより、性能劣化を見極めて適切に措置する仕組みが有効に働き、施設の負圧制御に不可欠な圧縮空気の安定供給・運転信頼性の向上を可能とした。このように、安全評価に基づいて、各設備に的確な措置を施しながら施設の安全を確保している。

リンク情報
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5017281