2014年7月
核燃料物質使用施設の高経年化に係る安全性評価手法の開発
保全学
- ,
- ,
- ,
- 巻
- 13
- 号
- 2
- 開始ページ
- 115
- 終了ページ
- 125
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 日本保全学会
大洗研究開発センター福島燃料材料試験部には、高速増殖炉の高性能燃料及び材料の開発を目的とした5つの核燃料物質使用施設 照射後試験施設がある。これらの施設は昭和40年代から50年代に建設されたもので、ホットインからいずれも30年以上経っている。そこで、施設の安全の確保のため、平成15年度より独自の安全評価に取組んでいる。この取組みは、想定されるリスクを摘出し、未然に適切な処置を施すなどの対策によりトラブルを防止しようというものである。その精神は、発電用原子炉等の高経年化対策に適用されている定期安全評価に学んでいる。評価手法の特徴は、安全に影響するさまざまな要因を数値化し、性能劣化監視指標により、適切な保全活動に反映していく点にある。本論文では、福島燃料材料試験部で行っている施設の安全評価への取組みについて、経緯,評価手法と保全活動への展開の状況についてまとめた。
- リンク情報
- ID情報
-
- ISSN : 1348-7795
- CiNii Articles ID : 40020160893
- CiNii Books ID : AA1249189X