2017年4月 - 2020年3月
慢性閉塞性肺疾患患者の増悪予防のためのセルフマネジメント促進プログラムの開発
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
本研究の目的は、慢性閉塞性肺疾患患者の増悪予防のためのセルフマネジメント促進プログラムを開発することである。
プログラムを作成するにあたり、訪問看護師による増悪予防支援がCOPD患者のセルフマネジメント能力にどのような変化をもたらすかについて実施したインタビュー調査の分析を進め、訪問看護師による増悪予防支援として、「疾患・治療の理解」、「症状・栄養状態のコントロール」、「治療の実施」、「増悪予防」、「療養環境を整える」、「病気とともに生きる力を支える」という支援が明らかになった。また、これの看護支援により、「身体機能の低下、症状・徴候に対し医療的側面から取り組む力」、「置かれている状況に対処する力」、「日常生活を維持するための力」が身についていた。
訪問看護師はしんどさという症状を緩和するための知識、技術の提供や、客観的データを示しながら身体の理解、治療の理解を促していた。この看護支援により、患者は自分の身体に起きていることを理解したり、治療や療養法などの効果を評価し継続する力や、質問したり相談する力が身につき、増悪予防につながっていた。
これらの結果を踏まえ、感染予防だけでなく、高二酸化炭素血症予防も含めたセルフマネジメントプログラムを検討した。支援内容としては、セルフモニタリングへの支援に加えて、療養環境を整える支援を入れたプログラムとした。また、先行研究で使用したからだの状態記入表とパンフレットを統合した教育用教材を作成した。プログラムの実施を訪問看護師に依頼するにあたっての課題、調整について、訪問看護師に確認し、依頼の準備を整えた。
プログラムを作成するにあたり、訪問看護師による増悪予防支援がCOPD患者のセルフマネジメント能力にどのような変化をもたらすかについて実施したインタビュー調査の分析を進め、訪問看護師による増悪予防支援として、「疾患・治療の理解」、「症状・栄養状態のコントロール」、「治療の実施」、「増悪予防」、「療養環境を整える」、「病気とともに生きる力を支える」という支援が明らかになった。また、これの看護支援により、「身体機能の低下、症状・徴候に対し医療的側面から取り組む力」、「置かれている状況に対処する力」、「日常生活を維持するための力」が身についていた。
訪問看護師はしんどさという症状を緩和するための知識、技術の提供や、客観的データを示しながら身体の理解、治療の理解を促していた。この看護支援により、患者は自分の身体に起きていることを理解したり、治療や療養法などの効果を評価し継続する力や、質問したり相談する力が身につき、増悪予防につながっていた。
これらの結果を踏まえ、感染予防だけでなく、高二酸化炭素血症予防も含めたセルフマネジメントプログラムを検討した。支援内容としては、セルフモニタリングへの支援に加えて、療養環境を整える支援を入れたプログラムとした。また、先行研究で使用したからだの状態記入表とパンフレットを統合した教育用教材を作成した。プログラムの実施を訪問看護師に依頼するにあたっての課題、調整について、訪問看護師に確認し、依頼の準備を整えた。
- ID情報
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- 課題番号 : 17K12222