2008年
沖縄本島産Actus salvadoricus(Mononchida:Mylonchulidae)の記載とActus 属のMononchina亜目18S rDNA塩基配列系統樹上の位置
日本線虫学会誌
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- 巻
- 38
- 号
- 2
- 開始ページ
- 57
- 終了ページ
- 69
- 記述言語
- 英語
- 掲載種別
- DOI
- 10.3725/jjn.38.57
- 出版者・発行元
- 日本線虫学会
我が国およびアジア初記録となるActus salvadoricus Baqri and Jairajpuri, 1974を沖縄本島北部の照葉樹林から見出し,形態の記載と18SrDNAの塩基配列データによるMononchina亜目線虫の系統解析を行った。A. salvadoricusは,口腔の背側の大歯が中程度に発達し,亜腹側には小歯が縦に2列,3個/3個,3個/4個または2個/4個並ぶ,排泄口がよく目立つ,尾部が長めの円錐状で腹側に曲る,尾腺が縦に並び尾端に尾腺孔が開口するなどの特徴を備えていた。本線虫のほぼ完全長の18S rDNAの塩基配列データと既知のあるいは自ら解読したMononchina亜目線虫の18S rDNAの塩基配列データから,Bathyodontus mirusを外群にして,最節約法および最尤法によって系統樹を作成した。Mononchina亜目の中で,Actus属は他の分類群と十分な遺伝的距離を持つ独立した位置にあり,Mylonchulus属と姉妹群を形成した。
- リンク情報
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- DOI
- https://doi.org/10.3725/jjn.38.57
- CiNii Articles
- http://ci.nii.ac.jp/naid/130004510846
- CiNii Books
- http://ci.nii.ac.jp/ncid/AA11995220
- URL
- https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/2010770714 本文へのリンクあり
- ID情報
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- DOI : 10.3725/jjn.38.57
- ISSN : 0919-6765
- CiNii Articles ID : 130004510846
- CiNii Books ID : AA11995220
- identifiers.cinii_nr_id : 9000002669810