2013年11月30日
鉄道加算運賃等に関する一考察
交通権
- 巻
- 号
- 30
- 開始ページ
- 74
- 終了ページ
- 83
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(学術雑誌)
- 出版者・発行元
- 交通権学会
本論は、加算運賃問題を考える上では、「新線加算」と「不採算路線加算」を分けて考える必要があるとの前提に基づいて、「新線加算」については建設費の50%程度が回収された後は撤廃することが望ましいことを指摘した。一方、「不採算路線加算」は、不採算路線の運営について、利用者にも応分の負担を求めるものであり、利害調整の観点に照らせば、「不採算路線加算」は、路線の維持に一定の役割を果たしていることを明らかにした。