2008年2月25日
『教育学における優生思想の展開ー歴史と展望』
- 原著者
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- 担当区分
- 共著
- 担当範囲
- 「『自己決定権』をめぐる道徳哲学的考察-出生前診断をめぐって-」
- 出版者・発行元
- 勉誠出版
- 総ページ数
- 担当ページ
- 397-415
- 記述言語
- 日本語
- 著書種別
- DOI
- ISBN
- 9784585104360
本論文では、「やむをえざる決定」であっても、「自分で決めた」という感覚は、置かれた状況への「抵抗」を支えるものであり、その状況を変えようとする唯一にして最大の原動力となるのではないかということを論じた。そして、現行の社会システムやそのシステムを支える考え方に潜む問題性を可視化し、変容させるためにこそ、「抵抗」の試みを可能にしていく、「社会的自由」としての「自己決定権」は擁護されるべきという考え方を示した。
- ID情報
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- ISBN : 9784585104360