講演・口頭発表等

2008年3月

雑誌文献に見る,日本の中学校におけるメディア・リテラシーの実践

2008年日本図書館情報学会春季研究集会
  • 松田ユリ子
  • ,
  • 今井福司
  • ,
  • 奥泉香
  • ,
  • 立谷衣都子

記述言語
日本語
会議種別
口頭発表(一般)

本研究では,メディア・リテラシーが,日本の教師にどのように捉えられてきたかを確認し,今後,学校図書館が担うべきメディア・リテラシー教育とはどのようなものかを問い直す知見を得るために,雑誌文献の中から中学校におけるメディア・リテラシーの実践に関するものを抽出して検討を行った。その結果,メディア・リテララシーの実践は,その特徴から4つのカテゴリーに分けられることが分かった。そのうち,(1)メタ的な視点の獲得を育むこと(2)表現活動を通してメディアの特性を学ぶこと(3)さまざまなコラボレーションを奨励することの3点の特徴を持つ実践が,2003年以降多く行われていることが分かった。