講演・口頭発表等

ガラス固化体の溶解挙動に及ぼすカルシウムイオンの影響

日本原子力学会2013年秋の大会
  • 前田 敏克
  • ,
  • 大森 弘幸
  • ,
  • 坂巻 景子

開催年月日
2013年9月
記述言語
日本語
会議種別
開催地
八戸
国・地域
日本

長期にわたりガラス固化体に接触する可能性のある高濃度のイオン種として、処分場の支保工などに使用されるセメント系材料を起源とするCaイオンに着目し、ガラス固化体の溶解/変質挙動に及ぼす影響について検討した。その結果、Caイオンを含むpH$<$11.5の溶液中では、ガラス固化体の溶解/変質を抑制する働きがあることがわかった。この原因としては、ガラス固化体表面に形成される変質層中にCaが取り込まれることによって変質層の保護的な働きが増している可能性が示唆された。

リンク情報
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5040856