2014年11月28日
鉄錯体を基体とした構造化ソフトマテリアルのレオロジー制御 (有機エレクトロニクス)
電子情報通信学会技術研究報告 = IEICE technical report : 信学技報
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- 巻
- 114
- 号
- 341
- 開始ページ
- 11
- 終了ページ
- 15
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 電子情報通信学会
生体をお手本としたバイオインスパイアードマテリアル、即ち、自己組織化による生体模倣超分子システムに関する研究では、これまで「目的物=最安定状態」というエネルギー最小問題に着目しており、非平衡系の動的安定を利用するウェットなアプローチはあまり試みられていないのが現状である。今回、熱平衡にない状態での散逸構造現象を見出す研究の一環として、安価な鉄錯体・フェロインを用いて、酸化還元状態を自律的に変化させ、ゲルポリマーの膨潤・収縮現象を見出すことに成功した。膨潤・収縮現象は、インターバル7分で、約6時間継続した。なお、鉄のトリスビピリジン錯体は、酸性溶液中では容易に分解し、BZ反応条件では極めて不安定であることが明らかとなった。
- リンク情報
- ID情報
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- ISSN : 0913-5685
- J-Global ID : 201502221892260767
- CiNii Articles ID : 40020300292
- CiNii Books ID : AN10013334
- identifiers.cinii_nr_id : 9000275841302