2010年6月21日
看護管理実践のための自己評価指標の開発
日本看護科学会誌
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- 巻
- 30
- 号
- 2
- 開始ページ
- 32
- 終了ページ
- 43
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- DOI
- 10.5630/jans.30.2_32
- 出版者・発行元
- 公益社団法人 日本看護科学学会
目的:看護管理者のための実践的指標である「看護管理者のための自己評価指標―日本版看護管理ミニマムデータセット第1版(NMMDS-j ver.1)」を開発し,その信頼性・妥当性を検証することを目的とした.<br>方法:データ収集は2006年7~10月に行い,全国579病院の看護管理者から得られた1762通の回答をもとに分析を行った(有効回答率43.3%).6つの大項目に含まれる各7項目について主成分分析を行い,さらに各大項目のα信頼性係数を求めた.妥当性についてはMessickの概念を採用し,内容的側面,構造的側面,外的側面からの証拠を収集した.<br>結果:大項目間の相関係数は0.39~0.71であり,各大項目のα信頼性係数は0.37~0.82であった.成分負荷量の低い質問項目を削除したところ,α信頼性係数は0.4~0.82へ上昇した.妥当性は,上記の3側面から複数の証拠が確保された.<br>結論:本指標を看護管理実践の指標として利用するため,結果をもとにスケールの見直しを行うとともに,今後も継続的にデータを収集して検討を重ね,より精度を高めていく.
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.5630/jans.30.2_32
- ISSN : 0287-5330
- CiNii Articles ID : 10030239000
- CiNii Books ID : AN00010260
- identifiers.cinii_nr_id : 9000001828938