論文

査読有り
2014年

他分野の学士号を持つ看護学生が看護基礎教育機関を選択する際の影響要素

日本看護科学会誌
  • 奥 裕美

34
1
開始ページ
292
終了ページ
300
記述言語
日本語
掲載種別
DOI
10.5630/jans.34.292
出版者・発行元
Japan Academy of Nursing Science

<b>目的:</b>看護学以外の学問領域で学士号を取得した後に看護基礎教育課程で学ぶ学生(学士号を持つ学生)の看護教育機関選択における影響要素を明らかにする.<br><b>方法:</b>学士および社会人入試制度を実施する大学(13校),養成所(16校),および無作為に抽出した准看護師養成所(10校)に対し,調査票1255通を配布した.606通(48.7%)が回収され,学士号を持つ学生275名,持たない学生301名による576通を有効回答とした.<br><b>結果:</b>学士号の有無による比較の結果,学士号を持つ看護学生の看護基礎教育機関選択に影響する要素は,「自宅から通えること」,「入試方法」であり,「自宅から通えること」は社会人経験の有無に影響を受けていた.学士号の有無に関わらず,「学費が安いこと」は大きな影響要素であった.<br><b>結論:</b>学士号を持つ看護学生の教育機関選択に,入試方法が大きく影響していた.彼らの看護学への参入を促進するためには,入試制度の工夫や修学支援が得られることが望ましい.

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.5630/jans.34.292
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/130004896111
ID情報
  • DOI : 10.5630/jans.34.292
  • ISSN : 0287-5330
  • CiNii Articles ID : 130004896111
  • identifiers.cinii_nr_id : 9000283477741

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