論文

2012年5月

地域在住のエスニック・マイノリティ高齢者のケアニーズに関する研究

厚生労働科学研究費補助金(政策科学総合研究事業)
  • 陳 礼美

記述言語
日本語
掲載種別
研究論文(その他学術会議資料等)

福祉・介護サービスの質向上のためのアウトカム評価拠点・実態評価から改善へのPDCAサイクルの実現の成果論文である。有識者によって高い重要度が得られた地域における介護ケアに関連したのは次の5項目だった「プライドが理由で高齢者施設・サービスの利用を拒んでいる高齢者」、「C型肝炎にかかっている高齢者」、「高齢者ケアの適当な華僑人材不足」、「言葉や文化の違いが理由で、福祉・医療制度の利用が少ない」、「介護保険の導入によって高齢者介護をしない家族、老いの準備をしない高齢者の現象」。エスニックマイノリティー高齢者は文化の違いを含む社会的環境によって日本の介護・医療サービスをアクセスできない、利用しない可能性が高いと示唆された。ソーシャルワーカーはエスニック・マイノリティ高齢者のケアニーズの評価方法をつくり、施設入所を防ぐためによりよいサービスへのアクセスを促す必要がある。(当該部分単著 Pp.63-69)

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