基本情報

所属
北海道大学 電子科学研究所 特任助教
学位
博士(生命科学)(2014年3月 北海道大学)
修士(生命科学)(2011年3月 北海道大学)
学士 (理学)(2009年3月)

研究者番号
70835959
ORCID ID
 https://orcid.org/0000-0001-9406-1493
J-GLOBAL ID
201501042420115784
researchmap会員ID
B000003088

2014年 北海道大学大学院 生命科学院 生命システム科学コース博士課程修了 (指導教員: 高畑雅一教授)。同大学理学研究院 学術研究員 (2014年4〜7月 高畑研究室)、シンシナティ大学 生物学部門 博士研究員 (2014年8月〜2016年8月 Daniel A. Wagenaar 研究室)、カリフォルニア工科大学 生物学・生物工学部門 JSPS海外特別研究員 (2016年8月〜2018年3月 Wagenaar研究室)を経て、2018年4月〜2020年12月 慶應義塾大学 理工学部 生命情報科学科 (岡浩太郎研究室) JSPS特別研究員PD (2019年8月までカリフォルニア工科大学 生物学・生物工学部門 客員研究員を兼任)。2021年1月より北海道大学 電子科学研究所 ニコンイメージングセンター 特任助教。2023年4月より科学技術振興機構 創発事業研究者(合田パネル)。

「動物がどのように外界を知覚し、その情報と自らの内的状態に基づいて行動を制御するのか?」という問いが研究の出発点です。神経行動学・行動生理学などの観点から、おもに光学計測・電気生理学・行動解析・解剖学的手法といった技術を駆使して、多機能的な神経回路網の特性に関する研究や無脊椎動物の認知的側面の神経基盤に関する研究をしてきました。研究目的を達成するために適した実験動物を選ぶ「オーグストクローグの原則」を意識し、これまでにロブスター・ザリガニ・ヒル・線虫・ゼブラフィッシュといった動物を利用してきました。学生時代から、設定した研究目的を達成するために自らも実験装置の開発を行うことが多く、考案した技術や手を動かして完成させた装置が実験を成功に導いた瞬間は喜びもひとしおです。生命現象の異なる階層性(分子-細胞-シナプス-神経回路-脳-行動)を統合的に理解するための架け橋となる研究を目指しています。

現在は、所属研究室で開発された高速光シート顕微鏡の神経生物学への幅広い適用を目指しています。情報学(特に機械学習)を駆使して、学生とともにビッグデータの解析に挑んでいます。 

(2019/9/23) Southern California Japanese Scholars Forumにて研究経歴に関するインタビュー記事を掲載して頂けました。

「先人の軌跡が研究の道標」動物が感じる世界を読み解く(http://www.scjsf.org/interviews/int_57_1.html)


主要な論文

  10

書籍等出版物

  1
  • 上田恵介, 岡ノ谷一夫, 菊水健史, 坂上貴之, 辻和希, 友永雅己, 中嶋定彦, 長谷川寿一, 松島俊也, 上田 恵介, 菊水 健史, 坂上 貴之, 岡ノ谷 一夫, 辻 和希 (担当:分担執筆, 範囲:アメリカザリガニ・アメリカウミザリガニ・口胃神経節)
    東京化学同人 2013年11月 (ISBN: 4807908375)

受賞

  10

講演・口頭発表等

  58

メディア報道

  1

共同研究・競争的資金等の研究課題

  9

社会貢献活動

  7

その他

  14