2012年4月 - 2015年3月
看護必要度と看護師の労働負担評価に基づいた運動器障害予防対策に関する研究
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
病棟看護師の調査時点腰痛訴え率は、女58%男46%、過去1か月の腰痛は女75%男63%、頸痛は女29%男16%、肩痛は女37%男21%、腕痛は女10%男6%、背痛は女26%男19%であった。身体的につらい作業は、男女とも、移乗介助、おむつ交換、体位変換・ベッド上移動、排泄介助、入浴介助が上位だった。病棟別の看護必要度と筋骨格系症状訴え率の相関は、A項目のうち「創傷処置」「血圧測定5回以上」「点滴ライン同時3本以上あり」「シリンジポンプの使用あり」「輸血や血液製剤の使用あり」で負相関を認め、全B項目で正相関を認めた。看護必要度は筋骨格系障害予防のリスクアセスメントに活用できると考えられた。
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- 課題番号 : 24593196
- 体系的課題番号 : JP24593196