HTTR(高温工学試験研究炉)の高温連続運転完遂,2; 核特性
日本原子力学会2010年秋の大会
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- 開催年月日
- 2010年9月
- 記述言語
- 日本語
- 会議種別
- 開催地
- 札幌
- 国・地域
- 日本
ブロック型高温ガス炉では、制御棒と可燃性毒物(BP)で反応度制御を行うが、出力運転時の制御棒の炉心への深い挿入は出力分布を歪め、燃料温度が制限値を超える原因となるため、出力運転時の反応度制御はおもにBPで行い、制御棒の炉心への挿入量を燃焼期間に渡り浅く保つように設計する。この反応度制御方法の妥当性を検証するため、高温工学試験研究炉(HTTR)の高温連続運転で取得した反応度データをもとに、BPを用いた反応度制御方法、及び炉心燃焼計算手法の精度を評価した。その結果、制御棒の炉心への挿入量は燃焼期間に渡り設計時の許容深さを超えないことから、BPを用いた反応度制御方法が妥当であることを示した。また、炉心燃焼計算手法は、燃焼に伴い変化する制御棒位置を反応度換算で1.5\%$\Delta$k/k以内で予測できることを明らかにした。