2001年1月20日
compact 化された 5D SU(2)Yang-Mills 理論の非摂動的な解析
素粒子論研究
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- 巻
- 102
- 号
- 4
- 開始ページ
- 24
- 終了ページ
- 25
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- DOI
- 10.24532/soken.102.4_D24
- 出版者・発行元
- 素粒子論グループ 素粒子論研究 編集部
Extra dimensionを持つ理論のもっとも簡単な模型として,S_1 compact化した5D pure SU(2) Yang-Mills理論を格子MCシミュレーションにより非摂動的に解析した.格子MCシミュレーションによる解析が物理的に意味を持つのは,その格子間隔に物理的なスケールを持たせることが出来る場合であり,連続極限の存在が必要である.5D pure SU(2) YM理論はもともと,摂動論的には繰り込み不可能であるが,4次元からのε-展開によって,non-trivial fixed pointが存在する可能性がある.これまでのMCの解析では,この系には1次相転移しか見つかっていないが,この理論で1次元方向をS_1にcompact化した場合には,その際に導入される非等方パラメータで理論空間を拡張することによって,MCシミュレーションとβ関数の非摂動計算により連続極限の存在を間接的に示す結果を得た.また,4次元で起きる'閉じ込め'という性質が壊れないような5次元方向の半径の最大値はR_<max>〜0.1/√<σ_<phys>>程度であると予想される.
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.24532/soken.102.4_D24
- CiNii Articles ID : 110006411506