2007年8月31日
『グローバル社会のダイナミズム : 理論と展望』 (地域立脚型グローバル・スタディーズ叢書, 1) 「貧困者の現実、彼らの歩みとオルタナティブな発展:アジアの都市部の事例を中心に」
- 担当区分
- 共著
- 担当範囲
- 183-206
- 出版者・発行元
- Sophia University Press上智大学出版 , ぎょうせい (発売)
- 記述言語
- 日本語
- 著書種別
- DOI
- ISBN
- 9784324082423
途上国都市インフォーマルセクターに関する経済学の先行研究によれば、インフォーマルセクターは理論的には自立的発展の可能性を持つが、実証研究によればそうでないと一般的に言われている。筆者は、その理論と実際の乖離の原因として、自立的発展を妨げる障壁があると考え、様々なアジアの事例をもとに経済学的観点から3つの障壁(土地へのアクセス、クレジットへのアクセス、マーケットへのアクセス)を明らかにする。さらに、各地域に広まっている、それらの障壁を乗り越えるための貧しい民衆自身の成功している試みを紹介し、「貧困者の歩み」(People’s Process)の存在とその特徴を明らかにした。
- リンク情報
-
- 共同研究・競争的資金等の研究課題
- 地域立脚型グローバル・スタディーズの構築
- ID情報
-
- ISBN : 9784324082423