2012年4月 - 2015年3月
統合的ゲノム情報による難治性喘息多様性の分子機構の解明
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 基盤研究(B)
40歳以上で発症した喘息、さらには喫煙の影響がほとんどない喘息を対象としたGWASをそれぞれ施行。それぞれのGWASからPBMUCL2遺伝子、HAS2遺伝子を新規喘息感受性遺伝子として同定した。一方、呼吸機能のGWASでは有意な遺伝的関連を認めなかったが、GWASの結果から検討した呼吸機能の遺伝率は50%以上であり、個々の遺伝因子の影響は強くないが、多数の遺伝因子の集合的な影響によって呼吸機能が規定されていることが推測された。これまでに欧米で報告されている16の呼吸機能関連遺伝子の情報を用いて個人の遺伝的Risk Scoreを計算、喘息及びCOPDの発症のリスクになっていることを確認した。
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- 課題番号 : 24390206
- 体系的課題番号 : JP24390206