2009年 - 2011年
間質性膀胱炎発症における酸感受性侵害受容器分子(ASICおよびTRPV1)の関与
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
本研究により,Acid-Sensing Ion Channel (ASIC)の膀胱における発現の局在が解明された。さらに,膀胱におけるASICの局在や排尿反射の酸感受性における性差が証明され,ASICが膀胱における酸感受性をコントロールすることによって,女性に多い間質性膀胱炎の発症に関与している可能性が示唆された。膀胱知覚神経路における侵害刺激受容メカニズムの一端が解明され,今後の研究の発展により間質性膀胱炎に対する新しい治療薬の開発に繋がる可能性が期待される。
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- 課題番号 : 21592068
- 体系的課題番号 : JP21592068