2019年4月 - 2022年3月
生徒と歴史教育との学習レリバンス構築に関する事例収集・分析とそのデータベース化
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 基盤研究(B)
本研究では「米英独などの諸外国では、どのようにして生徒と歴史教育との間にレリバンスを構築しようとしているのか」という中心的問いを立て、レリバンス構築に関わる歴史教育の好事例や先進的な研究を諸外国に求め、それらを収集・分析して、データベース化して広く日本の歴史教育関係者に情報提供することを目指していた。
ところが、2020年に入ると、COVID19が世界的に流行し、直接外国で事例や情報の収集等を行うことが困難となった。その結果、研究は必然的に国内外のレリバンスを視点とした歴史教育に関する文献等の研究へとシフトした。
その成果は各分担者の研究成果として諸処で公開されたものも多いが、2022年度末にそれらをまとめ、『レリバンスの視点からの歴史教育論-日・米・英・独の事例研究-』を上梓した。本著作は「第1部 日本の歴史教育改革とレリバンス論」において、2018年告示の高等学校学習指導要領で誕生した新科目「歴史総合」「世界史探究」をレリバンスの視点から分析し、レリバンスの視点からの歴史教育改革の意義を明らかにしている。「第2部 諸外国におけるレリバンスの視点からの歴史カリキュラム改革」では、米独の歴史カリキュラムに着目し、現在の日本の歴史教育改革への示唆を試みている。「第3部 諸外国におけるレリバンスの視点からの歴史学習・評価改革」では、米英独の実際の授業や評価問題に着目し、レリバンスの視点から分析を行っている。
今後は、当初のねらいであった海外での情報収集を充実させ、その成果を広く公開していく予定である。
ところが、2020年に入ると、COVID19が世界的に流行し、直接外国で事例や情報の収集等を行うことが困難となった。その結果、研究は必然的に国内外のレリバンスを視点とした歴史教育に関する文献等の研究へとシフトした。
その成果は各分担者の研究成果として諸処で公開されたものも多いが、2022年度末にそれらをまとめ、『レリバンスの視点からの歴史教育論-日・米・英・独の事例研究-』を上梓した。本著作は「第1部 日本の歴史教育改革とレリバンス論」において、2018年告示の高等学校学習指導要領で誕生した新科目「歴史総合」「世界史探究」をレリバンスの視点から分析し、レリバンスの視点からの歴史教育改革の意義を明らかにしている。「第2部 諸外国におけるレリバンスの視点からの歴史カリキュラム改革」では、米独の歴史カリキュラムに着目し、現在の日本の歴史教育改革への示唆を試みている。「第3部 諸外国におけるレリバンスの視点からの歴史学習・評価改革」では、米英独の実際の授業や評価問題に着目し、レリバンスの視点から分析を行っている。
今後は、当初のねらいであった海外での情報収集を充実させ、その成果を広く公開していく予定である。
- ID情報
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- 課題番号 : 19H01683
- 体系的課題番号 : JP19H01683
この研究課題の成果一覧
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論文
1-
日英教育学会ニューズレター (61) 7-8 2023年6月 招待有り筆頭著者
書籍等出版物
4-
帝国書院 2024年3月
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風間書房 2023年3月 (ISBN: 9784759924756)
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風間書房 2023年3月
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風間書房 2022年3月 (ISBN: 9784759924305)
講演・口頭発表等
4-
日本地理学会2024年春季学術大会:シンポジウムS4: 国際地理教育界におけるカリキュラムとペダゴジーをめぐる研究の展望―「ジオ・ケイパビリティズ」プロジェクトを基軸に 2024年3月20日
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教育目標・評価学会第33回大会(於:神戸大学) 2022年12月4日
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熊本県社会科教育学会第15回研究大会 2022年11月27日 招待有り
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高大連携歴史教育研究会第8回大会(於:同志社大学新町キャンパス) 2022年7月31日