共同研究・競争的資金等の研究課題

2015年4月 - 2017年3月

1本鎖核酸の細胞内への取り込みメカニズムの解明

日本学術振興会  若手研究(B)  若手研究(B)
  • 高橋 昌幸

課題番号
15K18853
体系的課題番号
JP15K18853
担当区分
研究代表者
資金種別
その他

核酸医薬候補の1つである1本鎖RNA及び人工核酸は細胞内に導入する際にリポフェクション試薬等のキャリアを必要としないという特徴(gymnosisとも呼ばれている)を持つ事が知られている。本研究の目的は、gymnosisの解明を行うことである。本研究によって、HeLa細胞においてSIDT2ノックダウン条件下では1本鎖核酸の細胞内への取り込みが減少し、またアンチセンス効果が弱まることが明らかになった。SIDT2高発現条件下では1本鎖核酸細胞内への取り込みが上昇することが分かったが、変異型SIDT2では観察出来なかった。よって、SIDT2は1本鎖核酸の細胞内への取り込みに関与することが示唆された。

リンク情報
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-15K18853
ID情報
  • 課題番号 : 15K18853
  • 体系的課題番号 : JP15K18853