論文

査読有り
2006年4月

J-PARCリニアック施設とその特徴

Journal of the Korean Physical Society
  • 大内 伸夫

48
4
開始ページ
711
終了ページ
715
記述言語
英語
掲載種別

600MeVリニアック,3GeVシンクロトロン,50GeVシンクロトロン並びに実験施設により構成されるJ-PARCは、世界で最も強度の強い陽子加速器の一つであるだけでなく、中性子科学,ミューオン科学,原子核素粒子物理学並びに原子力工学の分野のための多目的加速器施設である。リニアック建家構造並びにユーティリティ設備は、加速器の安定な運転とともに将来のアップグレードを見据えて設計,施工された。地上2階,地下2階のリニアック建家は2005年4月に完成し、ユーティリティ設備に関しても2005年8月に完成した。リニアックの据付は2005年4月より開始され、イオン源,RFQ,MEBT,DTL空洞並びに3GeVシンクロトロンへのビーム輸送系の据付は既に終了し、SDTL空洞,高周波システムについては現在据付中である。本論文では、建家構造とユーティリティ設備の観点からのJ-PARCリニアックの特徴とともに、リニアック据付の現状について述べる。

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URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5000469
ID情報
  • ISSN : 0374-4884

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