論文

査読有り
2013年2月

高密度三酸化モリブデンペレットの製造と特性解析

Proceedings of 2012 Powder Metallurgy World Congress \& Exhibition (PM 2012) (CD-ROM)
  • 西方 香緒里
  • ,
  • 木村 明博
  • ,
  • 椎名 孝行*
  • ,
  • 太田 朗生*
  • ,
  • 棚瀬 正和*
  • ,
  • 土谷 邦彦

開始ページ
8
終了ページ
記述言語
英語
掲載種別

JMTR再稼働における「産業利用の拡大」の一環として、医療診断薬として使用される$^{\rm 99m}$Tcを製造するための$^{99}$Mo製造技術開発を行っている。$^{99}$Mo製造方法として、安価でかつ少ない放射性廃棄物量の観点から、照射ターゲットとしたMoO$_{3}$ペレットを用いて(n,$\gamma$)法による$^{99}$Mo製造方法が選定されている。しかしながら、この方法は、従来の(n,f)法による$^{99}$Mo製造に比べて得られる$^{\rm 99m}$Tc溶液の放射能濃度が低いことが欠点である。このため、Mo生成量を増やすために高密度を有するMoO$_{3}$ペレットが必要となる。本研究では、MoO$_{3}$ペレットの製造方法を調査し、プラズマ焼結(Ed-PAS)法によるMoO$_{3}$ペレットの試作試験及び特性評価を行った。その結果、大気中で540$^{\circ}$C$\times$40kN$\times$5分の焼結条件とすることにより、95\%以上の焼結密度を有するMoO$_{3}$ペレット($\phi$20$\times$10mm)を製造することができた。

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