論文

査読有り
2011年10月

医療用$^{99}$Mo製造のための高密度MoO$_{3}$ペレットの開発

IOP Conference Series; Materials Science and Engineering
  • 木村 明博
  • ,
  • 佐藤 裕一*
  • ,
  • 棚瀬 正和*
  • ,
  • 土谷 邦彦

18
4
開始ページ
042001\_1
終了ページ
042001\_4
記述言語
英語
掲載種別
DOI
10.1088/1757-899X/18/4/042001

医療分野において、ラジオアイソトープ(RI)は欠かすことができないものとなっている。特に、$^{99m}$Tcは医療用RIとして最も多く利用されている。しかし、その親核種である$^{99}$Moはすべて輸入に依存している。そこで、JMTRでは、(n,$\gamma$)法により、医療用$^{99m}$Tcの親核種である$^{99}$Moを製造し、輸入量の一部を自国でまかなえるよう計画している。この計画では、照射ターゲットとなるMoO$_{3}$ペレット製造方法の開発が重要である。しかし、MoO$_{3}$は昇華温度が低く高密度ペレットの製造が難しい。今回、二つの方法によりMoO$_{3}$ペレットを製造した。その結果、CIP法では理論密度の70\%のMoO$_{3}$ペレットを、SPS法では理論密度の95\%以上のMoO$_{3}$ペレットが得られた。

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.1088/1757-899X/18/4/042001
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5026934
ID情報
  • DOI : 10.1088/1757-899X/18/4/042001
  • ISSN : 1757-8981

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