1994年12月
心拍数から考える組み合わせトレーニングと運動強度 : インターバルトレーニング形式による
山陽論叢
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- 巻
- 1
- 号
- 0
- 開始ページ
- 37
- 終了ページ
- 47
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 山陽学園大学
今回は,環境条件がフラットなトラックを使用した組み合わせトレーニングを,インターバル形式で実施した場合に現れる生体反応について,明らかにする目的で実験したところ,適当な範囲の運動強度とトレーニング編成上の手がかりになる資料が確認できたので報告する。1)ショートインターバルトレーニングとロングジョッグの組み合わせトレーニングは,スタート時のトレーニング強度を80%から85%HRmaxで計画しても,後半のロングジョッグトレーニングへの影響は少ないといえる。2)ロングジョッグの中間にミドルインターバルトレーニングを配置した場合の組み合わせトレーニングは,前半のロングジョッグトレーニングの運動強度を60%HRmax程度に抑え,中間のミドルインターバルトレーニングでは80%HRmaxを越えないようにしなければ,後半のロングジョッグトレーニングのスピードを確保することがむずかしいといえる。3)ビルドアップトレーニングは,スタートを60%HRmax程度から入り,第2ステージが70%HRmax,第3ステージが80%HRmax,最後のステージが100HRmaxと漸進的に負荷強度を増加させなければトレーニング効果は期待できない。とくにスタート時のトレーニングスピードは,被験者の最高速度の60%程度で考えることが理想的なスピードの切り替えが可能となる。4)以上のことから,スピードの切り替えに対応す...
- リンク情報
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- CiNii Articles
- http://ci.nii.ac.jp/naid/110007037994
- CiNii Books
- http://ci.nii.ac.jp/ncid/AN10469701
- ID情報
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- ISSN : 1341-0350
- CiNii Articles ID : 110007037994
- CiNii Books ID : AN10469701