2020年9月2日
交通事故の疑似体験を適応的に引き起こすための 運転シミュレーションのデザイン
教育システム情報学会第45回全国大会講演論文集
- 記述言語
- 日本語
- 会議種別
- 主催者
- 教育システム情報学会
- 開催地
- 北九州
日本の交通事故発生件数は年々減少傾向にあるが,道路交通法違反の取締り件数は2018年において約600万件であり,取締りを経験した運転者は将来的に事故を起こす危険性が高いことが報告されている.そこで本研究では,運転者の運転操作から安全に対する意識を診断し,安全意識の欠落に合わせた運転場面を設定するシナリオ制御モデルを提案する.本モデルの特徴は,運転者に自らの運転操作で擬似的な事故を引き起こさせることで安全意識を向上させる点にある.