講演・口頭発表等

2018年9月

福島県浜通りダム湖におけるセシウム動態季節変動の数値解析

日本原子力学会2018年秋の大会
  • 山田 進
  • ,
  • 町田 昌彦
  • ,
  • 操上 広志
  • ,
  • 北村 哲浩

記述言語
日本語
会議種別
開催地
岡山

本発表は福島長期環境動態研究(F-TRACE)の一環として実施したシミュレーションによる福島県の大柿ダムでの土砂およびセシウムの振る舞いに関する研究についての発表である。これまでに、湖底の形状に合わせて鉛直方向の格子サイズを変化させるシグマ座標系モデルを用いたシミュレーションコードを開発してきたが、このコードでは水平方向の移動の精度が低い問題点がある。そのため、上層と下層の水温の違いにより生成される温度成層を再現することができない。そこで、本コードに成層化を再現するための補正を追加した。特筆すべき成果は、大柿ダムに対してこの補正を用いたシミュレーションを実施したところ、夏季に観測されている上層が高温で下層が低温の温度成層を再現することができたことである。この結果は、シミュレーションによる季節ごとのダム湖内の詳細な動態評価の可能性を示している。