論文

査読有り
1995年

熱伝導と対流の遷移過程における長距離相関の成長

Physical Review E
  • 渡辺 正
  • ,
  • 蕪木 英雄
  • ,
  • 町田 昌彦
  • ,
  • 横川 三津夫

52
2
開始ページ
1601
終了ページ
1605
記述言語
英語
掲載種別
研究論文(学術雑誌)
DOI
10.1103/PhysRevE.52.1601

レイリー・ベナール熱伝導/対流系を直接シミュレーションモンテカルロ法によりシミュレートした。温度変動の影響が及ぶ範囲を表す尺度として「特性長さ」を相関計数により定義し、これが熱伝導状態では空間的に一様であることを示した。対流状態では、特性長さは高温側よりも低温側でより長くなっており、この傾向は遷移過程において熱伝導状態中にも見られることが解った。また、系内の平均特性長さは、完全な熱伝導や対流状態よりも遷移過程において長くなることを示すことにより、流れの遷移と相関の強まりとの関係を明らかにした。

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.1103/PhysRevE.52.1601
Scopus
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https://www.scopus.com/inward/citedby.uri?partnerID=HzOxMe3b&scp=1042284573&origin=inward
ID情報
  • DOI : 10.1103/PhysRevE.52.1601
  • ISSN : 1063-651X
  • SCOPUS ID : 1042284573

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