2011年9月2日
低LET放射線に対する原子核乾板感度のAgBr結晶粒径による制御
日本原子力学会 年会・大会予稿集
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- 記述言語
- 日本語
- 会議種別
原子炉燃料の取扱・貯蔵設備では、使用済み核燃料の燃焼履歴に基づく中性子発生量・輸送の計算に基づき管理されているが、中性子の直接測定が可能となれば、より安全かつ効率的な燃料の取り扱いが期待できる。しかしながら、近年の高燃焼度の使用済み燃料では核分裂生成物に起因するγ線の線量が高いため、従来技術による中性子の高精度な測定は容易でない。本研究では、この困難を克服する手段として、原子核乾板を用いた高γ線下での中性子精密測定法の開発を行っている。今回は、新型原子核乾板 NGITA(Neutron-Gamma Image TrAcker)について、検出感度曲線(阻止能と銀粒子密度の関係)を実験的に求めるとともに、乾板飛跡応答シミュレーション計算モデルを構築し、これらをもとにAgBr結晶粒径によるγ線感度抑制の可能性を検討した。