MISC

2014年3月

SGL施設の廃止措置に係る六フッ化ウランの加水分解による安定化処理

JAEA-Technology 2014-007
  • 伊奈川 潤
  • ,
  • 宝徳 忍
  • ,
  • 小田 哲三
  • ,
  • 青柳 登
  • ,
  • 間柄 正明

開始ページ
48
終了ページ
記述言語
日本語
掲載種別
機関テクニカルレポート,技術報告書,プレプリント等
DOI
10.11484/jaea-technology-2014-007

原子力機構原子力科学研究所の保障措置技術開発試験室(SGL)施設では、1983年4月から1993年3月まで、分光法によるウランの濃縮度の測定法を開発するため、各種濃縮度のウランの六フッ化物(UF$_{6}$)が使用された。この研究開発が終了した後、UF$_{6}$はSGL施設内に保管されてきた。一方、SGL施設の廃止措置が計画され、2015年3月までに同施設の管理区域を解除することとなり、そのためには同施設に保管していたUF$_{6}$を搬出することが必要となった。常温付近で高い蒸気圧を有し、水分などと激しく反応するUF$_{6}$を搬出した後、安全に保管するためには、UF$_{6}$を化学的に安定なウラン化合物に変換する必要がある。UF$_{6}$を安定化する方法として、UF$_{6}$を加水分解により安定なフッ化ウラニル(UO$_{2}$F$_{2}$)に変換し、さらに蒸発乾固により固体化する方法を選んだ。加水分解及び蒸発乾固を行うための設備を製作し、SGL施設内に設置した。2012年10月から2013年8月に、安定化処理を実施した。本報告書は、UF$_{6}$の安定化処理作業に係る検討、及び作業の結果をまとめたものである。

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.11484/jaea-technology-2014-007
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5044562
ID情報
  • DOI : 10.11484/jaea-technology-2014-007

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