共同研究・競争的資金等の研究課題

2008年 - 2010年

大乗佛教起源論のための佛教美術史的基礎研究

日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(C)  基盤研究(C)

課題番号
20520050
体系的課題番号
JP20520050
配分額
(総額)
4,550,000円
(直接経費)
3,500,000円
(間接経費)
1,050,000円

インド佛教美術史における「佛像の出現」という根本問題とインド佛教思想史における「大乗佛教の起源」という根本問題は、従来までの多数の学者による研究の蓄積にもかかわらず、未解決な難問であった。本研究は、これら二つの革新運動の根本には「三昧のエクスタシーにおいて諸佛に直々にま見える」という宗教体験があるのであり、それらは,この「不退転」「無生法忍」ともよばれる宗教体験を体得しようとする宗教運動の二側面だ、という作業仮説を提案することによって解決することを試みた。この作業仮説は、佛教考古学・美術史の遺跡・遺物史料によって十分に証明されることを示した。また、新発見の佛教遺跡「カンガンハリ大塔」を調査して、写真資料と平面図を、世界の学界に提供した。

リンク情報
Kaken Url
https://kaken.nii.ac.jp/file/KAKENHI-PROJECT-20520050/20520050seika.pdf
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-20520050
ID情報
  • 課題番号 : 20520050
  • 体系的課題番号 : JP20520050

この研究課題の成果一覧

論文

  10

講演・口頭発表等

  7