2015年3月
高齢者福祉施設における沖縄戦体験の語りの実態調査:語りに対する施設従事者の対応と想いを中心に
沖縄大学人文学部紀要
- 巻
- 号
- 17
- 開始ページ
- 77
- 終了ページ
- 83
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(大学,研究機関等紀要)
- 出版者・発行元
- 沖縄大学人文学部
沖縄県内の高齢者福祉施設において、入居者・利用者の沖縄戦体験の語りを施設従事者がどのような想いで対応しているのかを明らかにすることが本稿の目的である。255名を対象とした調査の結果、ベテラン職員よりも若手職員の方が、戦争で家族や友人等を亡くした体験や悲惨な戦争体験の語りを多く聴いていることが示唆されたが、語られることに戸惑いを感じ、体験者の語りを抑制する対応が目立った。今後は、戦争体験等の語りへの対応に関する施設職員研修、認知症高齢者の自発的なナラティブを活かした心理的援助技法の開発が必要である。
- リンク情報
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- CiNii Articles
- http://ci.nii.ac.jp/naid/120005713931
- CiNii Books
- http://ci.nii.ac.jp/ncid/AA11463389
- URL
- http://hdl.handle.net/20.500.12001/19064
- ID情報
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- ISSN : 1345-8523
- CiNii Articles ID : 120005713931
- CiNii Books ID : AA11463389