2012年3月
在宅療養者の療養生活上の認識に関する概念化
宇部フロンティア大学看護学ジャーナル
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- 巻
- 5
- 号
- 1
- 開始ページ
- 21
- 終了ページ
- 28
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 宇部フロンティア大学人間健康学部看護学科
在宅療養者の療養に対する認識、および療養生活上の概念および概念構造について検討した。在宅療養者で認知障害がなく意思疎通が図れ、調査に同意が得られた男性4名(69歳〜83歳)、女性1名(87歳)を対象とした。療養者の自宅へ伺い、半構造化面接でインタビューを行った。分析は質的帰納方法を用い、語られた内容をKJ法でカテゴリー化した。コアカテゴリーとして「家族の絆」「介護者への謝意」「在宅療養に対する価値」「身体状態の不調に伴う精神的葛藤」「リハビリへの意欲とADLの維持・向上」の5つの概念が得られた。在宅療養者は、「家族の絆」を中心概念とし、「介護者への謝意」を意識していた。「身体状態の不調に伴う精神的葛藤」を繰り返しながら「リハビリへの意欲とADLの維持・向上」を目指すと共に「在宅療養に対する価値」を見出していた。
- リンク情報
- ID情報
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- ISSN : 1882-9724
- 医中誌Web ID : 2012341266
- CiNii Articles ID : 120006305163
- CiNii Books ID : AA12350093