基本情報

所属
静岡県富士山世界遺産センター 学芸課 教授
(兼) ふじのくに地球環境史ミュージアム
学位
理学(首都大学東京)

研究者番号
60816461
J-GLOBAL ID
201801021299062991

火山地質学・火山学、第四紀地形地質学を専門としています。

火山の地形や噴火による噴出物とその積み重なり等を詳細に観察することよって、火山の噴火史とその生い立ちを年表として明らかにすることを目指しています。派手な研究ではありませんが、現地で取得した地質データを一つ一つ積み上げることによって、個々の噴火の推移やメカニズムの復元につながります。また、火山の長い寿命の中での今の火山のクセを把握し、来るべき将来の噴火のへの備えの一つとして、ハザードマップや噴火シナリオの構築等に資する貴重な研究と考えています。

私が現在進めている研究は以下になります。
1.箱根山の中央火口丘期(特に最新期活動による水蒸気噴火)の噴火履歴の精緻化、ハザード評価
2.富士山の活動拡大期における噴火実績と時空間分布の解明
3.伊豆諸島北部火山群の噴火履歴の精緻化
4.上記1~3の地域における噴火活動の関連性とそれに作用するメカニズムの検討

一方、爆発的噴火によって生成される火山砕屑物は、火山体を構成する一つの地形を作り上げるほか、上空高く巻き上げられた火砕物は、日本列島全体を広く覆うことによって地形地質の形成過程を明らかするための時間軸になります。私の噴火史研究は、地形地質過程を明らかにする研究とも深くつながっており、この研究を通じて、私たちが普段生活の場としている土地の成り立ちを理解し、地域のことを深く知るきっかけ作りに役立つものにしたいと思います。

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私の所属先である「静岡県富士山世界遺産センター」は富士山の麓(静岡県富士宮市)に位置し、展望ホールからは荒々しくも雄大で美しい富士山を毎日見上げることができます。
富士山は「信仰の対象と芸術の源泉」として世界文化遺産として登録されています。その信仰の歴史(例えば富士山を拝む方法や登拝路の変遷)や芸術品(絵画、和歌)に写された富士山の形は、その時々の富士山噴火の特徴と密接な関係があると考えており、その実態に迫る研究を進めています。

研究キーワード

  3

学歴

  2

論文

  17

MISC

  5

書籍等出版物

  3

講演・口頭発表等

  21

共同研究・競争的資金等の研究課題

  1

社会貢献活動

  9