2016年4月 - 2019年3月
形態・機能画像と数値流体力学による慢性血栓塞栓性肺高血圧症の肺血流解析
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
本研究では,慢性血栓塞栓性肺高血圧症に対して4D flow MRIとデュアルエナジーCTから,肺血流の解析を行った.具体的には,1)慢性血栓塞栓性肺高血圧症に対する肺動脈血管拡張術前後において,デュアルエナジーCTの画像を解析し,血液分布を反映するCT造影剤の分布が,肺実質内で有意に変化し,肺動脈圧とその分布に相関があることを示した.2)4D flow MRIを用いて,肺動脈血管形成術前後における数値流体力学的パラメータを比較したところ,壁せん断応力が治療後に上昇したことが確認できた.また,その変化度は,肺動脈圧の変化度と相関していた.
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- 課題番号 : 16K10265
- 体系的課題番号 : JP16K10265