基本情報

所属
日本学術振興会特別研究員 成城大学 PD
学位
博士(文学)(東京大学)

J-GLOBAL ID
201501002470555326

1960~70年代頃から現在までの英米圏環境美学および日常美学に関して、
大別すると以下の2つの観点から研究を進めています。

[1]思想史的研究
英米圏での環境美学は、20世紀美学における自然美の無視への対抗、および環境保護論の興隆を主な動力源として発展してきた分野です。
こうした背景から、従来その「新しさ」のほうが強調される環境美学ですが、
実際には芸術に関する美学から多くを引き継ぎながら展開されてきました。
芸術鑑賞と自然鑑賞の類比・対比を巧みに用いながら日常美学にまで拡張されてきた同分野の発展を、
思想史的に、丹念にあとづけることがわたしの研究プロジェクトのひとつの要です。

[2]理論構築
[1]の思想史的研究と並行しつつ、これまでの環境美学・日常美学の議論が抱えていた問題点を乗り越えるような環境美学理論の構築を目指しています。
自然/文化という二分法を乗り越えた先で、両要素が混じり合っている人間環境におけるわれわれの美的経験を説明することが現在の主要な課題です。
より具体的に言えば、われわれが当該の環境において置かれる立場ーー旅行者なのか、居住者なのか、あるいはアーティストなのか――によって、
われわれがそこで持つ美的経験の内実はどのように異なるのかを明らかにしたいと考えています。
そして、この研究を基礎として、多様な立場のひとびとが協働して、
ひとつの環境の持つ美的価値について考えていくための方策を模索していくことを目指しています。

***
上記の研究を基礎としつつ、より具体的な事象として、
地域芸術祭といけばな、アイドルにも関心を持ち、研究を進めています。

委員歴

  2

論文

  13

MISC

  7

書籍等出版物

  1
  • 青田麻未(担当:分担執筆, 範囲:芸術祭と里山・里海――環境美学の視点から)
    勉誠出版  2017年6月 

講演・口頭発表等

  20

共同研究・競争的資金等の研究課題

  3