2012年4月 - 2016年3月
「大収縮」と地域統合レジーム:試される政治経済システム
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(A) 基盤研究(A)
- 課題番号
- 24243041
- 体系的課題番号
- JP24243041
- 担当区分
- 研究分担者
- 配分額
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- (総額)
- 45,370,000円
- (直接経費)
- 34,900,000円
- (間接経費)
- 10,470,000円
グローバル金融危機後の資本フローの「大収縮」によって、欧州とは異なる東アジアの「地域統合レジーム」の発展ダイナミズムが顕在化してきた。 まず、マクロ金融面では、欧州が財政連邦主義を欠く共通通貨システムの構造的脆弱性を露呈したのに対して、そこから自由な東アジアは、国際資本フローのボラティリティに対して為替・金融安定を重視するマクロ金融レジームを構築するのに成功した。次に、実物面の貿易・投資では、東アジアでは賃金上昇という内生的ダイナミズムが産業配置を変えつつあるが、技術革新と貿易政策によるリンク・コストの低下を通じて、この両地域間のバリューチェーンを通じたリンケージが深まりつつある。
- ID情報
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- 課題番号 : 24243041
- 体系的課題番号 : JP24243041
この研究課題の成果一覧
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書籍等出版物
1-
日経BP日本経済新聞出版本部 2020年6月 (ISBN: 9784532135041)