2016年6月
造血幹細胞移植治療に伴う口腔粘膜炎に対するSystematic Oral Managementの有効性の後ろ向き研究
日本口腔ケア学会雑誌
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- 巻
- 11
- 号
- 1
- 開始ページ
- 8
- 終了ページ
- 11
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(学術雑誌)
- 出版者・発行元
- (一社)日本口腔ケア学会
当院では2012年4月からSystematic Oral Management(以下OM)介入を開始した。今回、2010年3月〜2013年8月に高度無菌治療部で同種造血幹細胞移植を受けた患者26例を対象とし、OM介入開始前の群(非介入群13例)とOM介入群(13例)に分け、口腔粘膜炎(以下;粘膜炎)の発生率・重篤度・病悩期間を群間比較した。粘膜炎の評価には有害事象共通用語規準v4.0日本語訳JCOG版を改変したものを用いた。粘膜炎の発生率に群間差は認められず両群とも100%であったが、Grade 3〜4粘膜炎の発生率をみるとOM非介入群85%、介入群54%で介入群が有意に低かった。病悩期間の中央値は非介入群19.6日、介入群13.1日で介入群が有意に短かった。OMの具体的な内容を紹介した。
- ID情報
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- ISSN : 1881-9141
- 医中誌Web ID : 2018134775