基本情報

所属
岐阜大学 流域圏科学研究センター 流域情報研究部門 教授
研究推進・社会連携機構地域減災研究センター環境モニタリング部門 教授(兼)(流域圏科学研究センター)
連合農学研究科 教授
自然科学技術研究科 教授
研究推進・社会連携機構地域環境変動適応研究センター 森林研究部門 教授
学位
農学博士(新潟大学)

J-GLOBAL ID
200901019081896683
researchmap会員ID
0000000676

外部リンク

1980年に林野庁林業試験場に採用されて以降、森林資源の把握と森林管理に関する研究に従事している。
とくにリモートセンシングによる葉から全球までの様々なスケールでの資源量や成長量の解析に実績があり、光学センサ、合成開口レーダ(SAR)、航空レーザ(LiDAR)およびドローンから得られるデータを利用して、森林の様々な特徴を解析して成果をあげてきた。グローバルスケールではノア衛星のデータを利用して1982年から1999年の間の陸域生態系の純一次生産量を解析し、分布パターンと経年変化の傾向を明らかにした。広域スケールではインドネシア国中央カリマンタン州での森林破壊の実態を1970年代半ばから2010年頃までの面積変化と2010頃のバイオマス(炭素量)分布を明らかにしている。近年は高分解能衛星データとLiDARデータを利用した森林解析を中心に研究を進めており、岐阜県御嵩町の森林を対象に森林タイプと材積の分布を高精度にマッピングして、森林の経営計画の策定支援策を提案している。森林生態学の観点からは、針葉樹の樹冠形と成長の関係や、ギャップにおける植生の更新などに着目して研究を進めている。
林業試験場が森林総合研究所と名称を改めて独立法人化した後、2009年に岐阜大学流域圏科学研究センターに採用された。
リモートセンシング関わる数多くの委員会に委員として参加してきたが、センサシステムについてはNASDAのGLI、JAXAのMOLIやERSDACのASTERの委員を、温暖化関係では林野庁の森林減少ARDの報告方法策定などに関する委員を務めてきた。学会などではリモートセンシング学会の学会長・理事や森林GISフォーラムの会長・副会長など務めて関連分野の発展に貢献している。
これらの研究業績が認められ1991年に林業科学技術振興賞第30回研究奨励賞、2005年に森林計画学賞、2010年にJournal of Forest Research Award 2010を受賞している。

学歴

  2

委員歴

  30

受賞

  3

主要な論文

  134

MISC

  224

書籍等出版物

  21

講演・口頭発表等

  33

共同研究・競争的資金等の研究課題

  7

社会貢献活動

  10