2006年 - 2008年
プロスタグランジンD2を介した新たな自然免疫制御機構と消化管機能障害
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 基盤研究(B)
細胞膜を構成するアラキドン酸から合成されるプロスタグランジン(PG)類は炎症や痛みに関与する脂質メディエーターである。本研究では、これまで明かではなかったPGD2 が炎症担当細胞であるマクロファージの細胞遊走活性に関与する知見に加えて、PGE2 による誘導型一酸化窒素合成酵素(iNOS)の発現機構とそれに伴う炎症性の消化管運動機能障害機構について明らかにした。これらの知見は、消化管炎症に伴う消化管運動障害の分子基盤の一端を担うものであり、消化器疾患の多い家畜の生産性向上を目指す基盤研究として意義深い。
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- 課題番号 : 18380173
- 体系的番号 : JP18380173