MISC

2019年3月

ジュニアテニス選手の体幹安定性評価法についての検討

日本整形外科スポーツ医学会雑誌
  • 原田 幹生
  • ,
  • 高原 政利
  • ,
  • 丸山 真博
  • ,
  • 宇野 智洋
  • ,
  • 高木 理彰

39
1
開始ページ
57
終了ページ
61
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
(一社)日本整形外科スポーツ医学会

目的:本研究では、hand kneeとback bridgeの体幹安定性評価における基準について検討した。方法:高校テニス選手35名に対し、テニス困難度を調べ、体幹安定性評価を行なった。結果:テニス困難度(0点:困難なし-100点:不可)は平均7点(0〜44)であった。平均時間(利き手・非利き手)は、hand kneeで110・109秒、back bridgeで96・102秒であった。hand kneeとテニス困難度に弱い相関関係を認めた(利き手;-0.30、p=0.07、非利き手;-0.29、p=0.09)。hand kneeで120秒以上の選手(n=16)は、未満の選手(n=19)に比べ、テニス困難度が低い傾向であった(120秒以上:3点、未満:11点)(p=0.14)。back bridgeはテニス困難度と相関関係はなかった。結論:hand kneeを120秒維持できるかどうかが体幹安定性の基準になりうる。(著者抄録)

ID情報
  • ISSN : 1340-8577
  • eISSN : 2435-5828
  • 医中誌Web ID : 2019257266

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