2016年7月
婦人科悪性腫瘍手術の周術期予防的抗菌薬投与について
新潟産科婦人科学会会誌
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- 巻
- 111
- 号
- 1
- 開始ページ
- 26
- 終了ページ
- 28
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 新潟産科婦人科学会
婦人科悪性腫瘍手術の周術期予防的抗菌薬投与について検討した。開腹による悪性腫瘍根治術を施行し、術後の抗生剤を使用せず周術期のみセファゾリン(CEZ)を使用した140例を対象とした。手術部位感染(SSI)を発症した感染例6例、非感染例134例であった。6例でSSIを認めたが、6時間以上の手術20例では3例でSSIを発症した。術後1日目のCRP値は、感染群で高値の傾向があった。発症率は、腸管切除施行83%、施行していない32%であったが、有意差を認めなかった。抗菌剤投与が適正に行われていた60例中1例、適正投与されなかった44例中3例でSSIを発症していたが、有意差は認めなかった。腸管切除を施行した12例のうち8例に3時間毎の適正な抗菌剤投与が施行された。
- リンク情報
- ID情報
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- ISSN : 2186-6244
- 医中誌Web ID : 2016398677
- CiNii Articles ID : 40020943532
- CiNii Books ID : AA1254921X