2022年6月
【HPVワクチンのこれまでとこれから-国際的評価を踏まえた課題-】日本の動向と今後の課題 HPVワクチン有効性のエビデンス 新潟スタディ
産科と婦人科
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- 巻
- 89
- 号
- 6
- 開始ページ
- 623
- 終了ページ
- 627
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- (株)診断と治療社
AMED榎本班として新潟大学で実施しているNIIGATA STUDYは、子宮頸がん検診時にHPV検査とアンケート調査をあわせて行う横断研究である。自治体記録による正確なHPVワクチン接種歴を用いることと、アンケートによる性的活動性の情報を用いた多変量解析を行っていることが強みである。これまでに20〜22歳を対象にして、HPV16/18型感染に加えて、2価HPVワクチンはHPV31/45/52型感染に対する予防効果を示し、その効果が25〜26歳時点(ワクチン接種から約9年後)も持続していることを確認した。積極的勧奨中止の影響により、ワクチン接種率が激減した学年では、いったんは低下したHPV16/18型感染率が再上昇を認めていることも最近報告した。(著者抄録)
- ID情報
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- ISSN : 0386-9792
- 医中誌Web ID : 2022222706