2009年 - 2011年
上皮間葉移行誘導の分子機構解析による上皮性卵巣がんの浸潤・転移の病態解明
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B)
上皮性卵巣がんは近年我が国で増加、毎年1万人が罹患、約6000人が死亡するにもかかわらず、過去20年間治療成績は向上せず、有効な検診制度も確立されていない。進行期上皮性卵巣がん1054例(漿液性腺がん)を用いて遺伝子発現プロファイルによる予後予測を実施、遺伝子発現と予後を比較した結果、抗原提供システムの低下が予後不良群の特徴として観察された。以上の結果は癌免疫療法に組織適合抗原の活性化が必須であることを示唆する。
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- 課題番号 : 21390449
- 体系的課題番号 : JP21390449