2016年
スピン偏極STMを用いたW(110)上のMn薄膜における詳細ならせん磁気構造の決定
日本物理学会講演概要集
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- 開催年月日
- 2016年 - 2016年
- 記述言語
- 日本語
- 会議種別
- 主催者
- 一般社団法人 日本物理学会
<p>空間反転対称性の破れている表面や界面では、Dzyaloshinskii-Moriya相互作用(DMI)によって、スカーミオン構造やらせん磁性など、複雑な磁気秩序が引き起こされることがある。W(110)上の単層及び二層Mn薄膜は、DMIによって複雑ならせん磁気構造が形成されているが、らせんの回転方向、回転角、回転面などは実験的に明らかにされていない。講演では、それぞれのらせん磁性の詳細な磁気構造をスピン偏極STMを用いて調べた結果について報告する。</p>