2011年4月 - 2014年3月
2次元中性子集光デバイス製作法の確立と性能評価
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 基盤研究(B)
量産可能な2次元中性子集光ミラー製作のキーデバイスとして、φ460mmの大面積でNiC/Tiスーパーミラーシート製作手法を確立した。これは従来の5倍以上の面積に相当しており、この大面積製膜を可能としたことで、J-PARC MLF BL06ビームライン建設や京大炉の小角散乱分光器等の高度化にも貢献をした。m>4のスーパーミラーシートはサポート材無しの自立膜でかつ歩留まりも100%に近い製作手法を確立した。しかし実用に足る形状の精密制御はいまだ道半ばである。そのためm<4でかつ曲率があまり大きくないスーパーミラーに関しては、現時点では、精密切削・研磨等の他の手法が優位であることを確認した。
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- 課題番号 : 23360428
- 体系的課題番号 : JP23360428