古川 真宏
コガワ マサヒロ (KOGAWA MASAHIRO)
更新日: 08/03
基本情報
- 所属
- 関西学院大学 文学部
- 学位
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博士(人間・環境学)(2020年1月 京都大学)
- J-GLOBAL ID
- 202001019805900538
- researchmap会員ID
- R000006026
西洋の美術、なかでも19世紀から20世紀にかけての近代美術を、隣接する学問や思想、あるいは同時代の社会との関わりから問い直す研究をしています。いつの時代でも、美術作品の制作と受容には、政治や科学、経済、思想など、様々な要素が大きく関与しています。私は、そのような文化的ダイナミズムの中で芸術を捉えることに興味があります。
とりわけ、あらゆる分野で知の地殻変動が起こった特異なトポスとして知られている世紀末ウィーンの文化・芸術が私の研究対象です。世紀末ウィーンがいわゆる世紀末美術の中心地であると同時に精神分析の揺籃の地でもあることに着目し、美術と精神医学の関係に様々な角度からアプローチしています。また、そこから範疇を広げて、18世紀末のロマン主義から20世紀の近代美術に至るまでの「芸術と無意識」の系譜を描き出す研究にも着手したところです。
学歴
3-
2011年4月 - 2020年1月
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2009年4月 - 2011年3月
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2005年4月 - 2009年3月
委員歴
3-
2022年10月 - 現在
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2022年10月 - 現在
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2020年10月 - 2022年9月
論文
8-
美学論究 39 61-78 2023年9月 筆頭著者
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京都大学大学院人間・環境学研究科共生人間学専攻博士論文 2020年1月 査読有り筆頭著者
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京都大学大学院人間・環境学研究科岡田温司研究室『ディアファネース――芸術と思想』 6 83-109 2019年3月 査読有り筆頭著者
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美学会『美学』 69(1) 85-96 2018年6月 査読有り筆頭著者
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京都大学大学院人間・環境学研究科岡田温司研究室『ディアファネース――芸術と思想』 1 147-176 2014年3月 査読有り筆頭著者
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青土社『ユリイカ』3月号 45(4) 224-230 2013年2月 招待有り筆頭著者
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京都大学大学院人間・環境学研究科『人間・環境学』 21 49-65 2012年12月 査読有り筆頭著者
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美学会『第61回美学会全国大会若手研究者フォーラム発表報告集』 141-151 2011年3月 筆頭著者責任著者
MISC
13-
ユリイカ 55(3) 56-66 2023年2月 招待有り
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美学論究 38 159-163 2022年9月 筆頭著者
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図録「ルートヴィヒ美術館展 20世紀美術の軌跡 市民が作った珠玉のコレクション」 14-15 2022年6月29日 筆頭著者
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「ドレス・コード? : 着る人たちのゲーム」ドイツ展記録 24-32 2022年 筆頭著者
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新潮社『芸術新潮』6月号 70(6) 60-65 2019年6月 招待有り筆頭著者
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表象文化論学会 Newsletter REPRE (35) 2019年2月 招待有り筆頭著者
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『図書新聞』 (3341) 3-3 2018年3月
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NEW INCUBATION8 伊藤隆介×中田有美「ジオラマとパノラマ――Diverting Realities」展カタログ(京都芸術センター) 16-18 2017年3月 筆頭著者
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京都市立芸術大学芸術資源研究センター『芸術資源研究センターニューズレター』 (2) 16-17 2016年3月 筆頭著者
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vanitas編集部『vanitas』 (3) 127-154 2014年6月 筆頭著者
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『ウフィツィ・ヴァーチャル・ミュージアム』展解説書 8-9-42-45 2013年3月 筆頭著者
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表象文化論学会 Newsletter REPRE (16) 2012年9月 筆頭著者
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京都服飾文化研究財団『DRESSTUDY:服飾研究』 60(60) 4-10 2011年10月
書籍等出版物
5-
平凡社 2023年1月27日 (ISBN: 458263530X)
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みすず書房 2021年3月 (ISBN: 9784622089858)
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竹林舎 2016年8月 (ISBN: 9784902084665)
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京都造形芸術大学東北芸術工科大学出版局藝術学舎,幻冬舎 (発売) 2014年6月 (ISBN: 9784344952423)
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京都大学総合博物館 2013年1月16日
講演・口頭発表等
6-
表象文化論学会第13回大会 表象文化論学会
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美学会西部会第316回研究発表会 美学会西部会
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第6回エコール・ド・東山 エコール・ド・東山実行委員会 招待有り
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美学会西部会第292回研究発表会 美学会西部会
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表象文化論学会第6回大会 表象文化論学会
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第61回美学会全国大会若手研究者フォーラム 美学会
担当経験のある科目(授業)
8共同研究・競争的資金等の研究課題
1-
日本学術振興会 科学研究費助成事業 特別研究員奨励費 特別研究員奨励費 2011年 - 2013年
その他
3-
2016年10月 - 2016年11月小泉明朗の映像作品展の企画・運営を担当。「告白」という語りの形式が呼び込んでしまう「過剰なもの」を浮き彫りにし、誰によって、何が、語られ得る/得ないのかを問いかけた。 会期:2016/10/28~11/27 会場:京都芸術センター ギャラリー北・南 (KYOTO EXPERIMENT 2016 AUTUMN 公式プログラム)
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2016年6月 - 2016年7月平面と立体を組み合わせて、見る者のパースペクティブを攪乱させるような作品を制作する伊藤隆介と中田有美による展覧会を企画・運営した。 会期:2016年6月10日 (金) - 7月18日 (月・祝) 会場:京都芸術センター ギャラリー北・南 出展作家:伊藤隆介、中田有美
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2015年9月 - 2015年10月若手作家とベテラン作家が出会うことで現代美術が抱えている問題を提起する、京都芸術センターの展覧会シリーズNEW INCUBATIONで、Eugene KangawaとPierre Jean Gilouxによる、現実と虚構の境界を揺さぶる映像展を企画・運営を担当した。 会期:2015年9月9日 (水) - 10月18日 (日) 会場:京都芸術センター ギャラリー北・南