
石井 雅巳
基本情報
- 学位
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修士(哲学)(2016年3月 慶應義塾大学)
- 連絡先
- ishiimasami
keio.jp
- J-GLOBAL ID
- 201901006340833400
- researchmap会員ID
- B000352891
1990年神奈川県横浜市生まれ。主専門としてエマニュエル・レヴィナス(Emmanuel Levinas, 1906-1995)、副専門として西周(にし・あまね, 1829-1887/文政12-明治30年)の哲学を研究しています。現在取り組んでいるプロジェクトは以下です。
1.レヴィナス研究
現在は(1)の課題に注力していますが、将来的には(2)の研究にも取り組みたいと考えています。
(1)レヴィナスの時間論的読解
第一の主著『全体性と無限』を経て、第二の主著『存在するとは別の仕方で、あるいは存在することの彼方へ』に至るまでのレヴィナスの思考の歩みを、〈時間〉という観点から体系的に読解する作業を進めています。
(2)レヴィナス的倫理学の再定式化
レヴィナスの「倫理的関係」に関する記述を、現象学的倫理学や認識的不正義、ケアの倫理等の議論と突き合わせることで、その倫理学的な身分や特徴を再整理し、新たな解釈を提示することにも関心があります。
2.西周研究
2016年から副専門として、西周についての研究も開始しました。現在のところ、(a)西周を中心とした、幕末から明治初期の日本における哲学受容史の研究、(b)西周の翻訳(訳語創出)や日本語論に関する哲学的考察に関心を持って取り組んでいます。
今後はそこで得られた成果を足掛かりに、(c)日本というフィールドや日本語に着目した「翻訳の哲学」、(d)現代において日本[語]で哲学[研究]することの意義についても考えたいと思っています。
3.人文学と地域活性(NPO法人での活動)
上記の西周研究と関連して、人文学が培ってきた様々な知見やリソースを活用することで、地域活性に協力する活動を行っています。とりわけ、地方に存在する文化資源に着目することで、人文学分野の若手研究者・大学・自治体の三者間に互恵的な関係をつくり出すことに取り組んでいます。
研究分野
2経歴
7-
2022年4月 - 現在
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2021年4月 - 現在
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2016年12月 - 現在
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2021年9月 - 2022年3月
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2020年4月 - 2022年3月
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2017年1月 - 2019年3月
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2016年4月 - 2018年8月
学歴
3-
2019年4月 - 2022年3月
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2014年4月 - 2016年3月
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2010年4月 - 2014年3月
主要な受賞
2書籍等出版物
5-
法政大学出版局 2022年1月 (ISBN: 9784588151224)
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堀之内出版 2019年9月 (ISBN: 9784909237415)
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慶應義塾大学出版会 2019年9月 (ISBN: 9784766426205)
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明石書店 2019年9月 (ISBN: 9784750348858)
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人文書院 2017年9月 (ISBN: 9784409030943)
論文
10-
哲学(日本哲学会) (73) 103-118 2022年4月 査読有り
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倫理学年報 (70) 147-160 2021年3月 査読有り
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現象学年報 (36) 65-73 2020年11月 査読有り
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レヴィナス研究 (1) 65-76 2019年9月
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Zuspiel (2) 15-27 2019年5月 招待有り
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北東アジア研究 (29) 169-181 2018年3月 査読有り
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地域活性研究 (9) 273-277 2018年3月
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慶應義塾大学 修士論文 2016年3月
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フッサール研究 (13) 1-21 2016年3月
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哲学の探求 (42) 315-334 2015年4月
MISC
13-
フィルカル 7(1) 14-15 2022年4月 招待有り
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週刊読書人(2021年4月16日) (3386) 3-3 2021年4月16日 招待有り
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フィルカル 4(1) 52-55 2019年3月 招待有り
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フィルカル 4(1) 48-51 2019年3月 招待有り
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POSSE (41) 174-181 2019年3月 招待有り
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ARTEFACT (02) 50-59 2019年
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しししし (2) 154-155 2019年1月 招待有り
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国際シンポジウム「倫理と政治──ジェラール・ベンスーサンをめぐって」 2018年10月
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blueprint(津和野町企画人養成塾) (3) 5-6 2018年 招待有り
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POSSE (38) 126-133 2018年 招待有り
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POSSE (36) 92-105 2017年 招待有り
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Rhetorica (3) 76 2016年
講演・口頭発表等
19-
日本現象学会(第43回研究大会 個人研究発表) 2021年11月6日
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渡名喜庸哲『レヴィナスの企て』合評会 2021年8月7日 哲学論集研究会・弘前大学西洋倫理思想史研究室 招待有り
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日本哲学会(第80回大会 一般研究発表) 2021年5月16日
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日本現象学会(第41回研究大会 個人研究発表) 2019年11月24日
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哲学/倫理学セミナー(第129回例会) 2019年3月30日 招待有り
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ハイデガー研究会特別企画「グレアム・ハーマン『四方対象』をめぐって」 2018年12月23日 招待有り
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ワークショップ:日本哲学研究のオルタナティブ──若手研究者の新しいキャリアと哲学の可能性 2018年11月23日 招待有り
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レヴィナス研究会大会・総会 2018年9月22日
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第5回全域フォーラム(平成29年度地(知)の拠点整備事業成果報告会) 2018年2月16日
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地域活性学会(第9回研究大会) 2017年9月2日
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地域活性学会(第9回研究大会) 2017年9月2日 招待有り
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地域活性学会(第9回研究大会) 2017年9月2日 招待有り
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イギリス哲学・哲学史研究会(第7回研究会) 2016年11月12日
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哲学/倫理学セミナー・レヴィナス研究会合同企画「レヴィナスと倫理学──ドイツ倫理思想との比較を通して──」 2016年5月28日 招待有り
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日仏哲学会(2016年春季研究会) 2016年3月19日
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哲学/倫理学セミナー 第一〇八回【特別企画】シンポジウム:共同存在の行方~ハイデガーとその後~ 2015年7月25日 招待有り
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フッサール研究会(第13回) 2015年3月15日
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哲学若手研究者フォーラム(2014年度萌芽研究) 2014年7月19日
所属学協会
6委員歴
3-
2017年4月 - 現在
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2018年9月 - 現在
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2019年7月 - 2021年9月
メディア報道
9-
BNN 影山 裕樹, 桜井 祐, 石川 琢也, 瀬下 翔太, 須鼻 美緒(編著)『新世代エディターズファイル 越境する編集ーデジタルからコミュニティ、行政まで』 pp. 142-145. 2021年 その他
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かしわもち 柏書房のwebマガジン 2020年3月26日 インターネットメディア
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かしわもち 柏書房のwebマガジン 2020年3月20日 インターネットメディア
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ファンモン vol.6 2018年 会誌・広報誌
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山陰中央新報 2017年4月30日 新聞・雑誌
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ツワノシゴト模様 2017年3月12日 インターネットメディア
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ツワノシゴト模様 2017年3月11日 インターネットメディア
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ツワノシゴト模様 2017年3月10日 インターネットメディア
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ファンモン vol.2 2017年 会誌・広報誌
共同研究・競争的資金等の研究課題
2-
日本学術振興会 科学研究費助成事業 特別研究員奨励費 2020年4月 - 2022年3月
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島根県立大学 しまね地域共育・共創研究助成金 2017年4月 - 2018年3月
その他
2-
2019年12月https://www.kinokuniya.co.jp/c/jinbun2020/
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2019年12月https://www.kinokuniya.co.jp/c/jinbun2020/
社会貢献活動
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