MISC

2019年

五感で感じる力を育む親子味覚教育プログラムの開発と実践

日本調理科学会大会研究発表要旨集
  • 露久保 美夏
  • ,
  • 佐藤 雅子
  • ,
  • 田尻 泉
  • ,
  • 石井 克枝

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0
開始ページ
121
終了ページ
121
記述言語
日本語
掲載種別
DOI
10.11402/ajscs.31.0_121
出版者・発行元
日本調理科学会

<p>【目的】フランスでジャック・ピュイゼ氏が提唱した「味覚教育」は子どもが五感を使って食べものと向き合うことによって自分で感じて考える力,判断する力,表現する力を育み,食への興味関心を引き出し豊かな人間性の育成にとって有効な教育である。ここではフランスで蓄積された理論と実践を基に,IDGE(子どものための味覚教育研究会)が日本の児童と保護者を対象とした味わう力や表現する力を育むためのプログラムを開発し,実践したものを報告する。</p><p>【方法】2015〜2018年度に都内の小学校にて年間全10回の講座を開催した。参加者は小学4〜5年生とその保護者で学級担任を通じて書面により募集し,毎年3〜5組の応募があった。1回の講座は約2時間,開始時は親子ともに同室で宿題の発表や本時の目的を共有した後,親は別室に移動した。各教室で同じ活動を行い,最後は再び同室に集合して体験を通じて自分が感じたことを共有する時間を設けた。</p><p>【結果および考察】毎年プログラムを改善しながら実施を重ね,2018年度の各回のテーマは次のように設定した。(1)五感の自覚(2)嗅覚・視覚(3)触覚・聴覚(4)熱による変化と意思決定(5)食べものと外的要因(6)感じたことを表現する(7)日本の食文化(8)産地,風土(9)自分の食をつくる(10)つくった食を分かち合う。全ての活動において五感を使って十分に感じる時間と表現する時間を設け,お互いの感じ方や表現を受け止めあう教室環境を作ったことによって,感じたことを自己の言葉でより表現しようとする様子が伺えた。また,指導者の発問のしかたや初回に配布した白紙のノートを活用することでさらに表現の多様性を引き出すことができたと考えられた。</p>

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.11402/ajscs.31.0_121
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/130007695645
ID情報
  • DOI : 10.11402/ajscs.31.0_121
  • CiNii Articles ID : 130007695645

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